2015/10/24

【東コレダイアリー】2016 S/S 2nd day "tenbo"


みんな平等。改めて。
過去を受けとめ、未来へ向けて何ができるか。
テンボから平和への願いを込めて。


今回のショーに対して「平和へのメッセージ以外なかった」とデザイナーの鶴田さん。
その想いを今回のショーに込めた。

今年は戦後70年の節目の年。
冒頭に登場した「リトルボーイ」と「ファットマン」は戦争・原発を彷彿とさせるのではなく、過去の出来事があって今の平和があるということを再認識するというメッセージ。

ライウェイにはハンディの有無、年齢、国籍問わず様々なモデルが登場。それそれが笑顔でランウェイを歩く。
身にまとっている一つ一つの服が「ファッション性」と「機能性」を兼ね揃え、ハンディの有無に限らず着れるオシャレなデザイン。

ラストは、一万羽を使用した「世界一平和なドレス」
毎年、世界中から広島に送られてくる千羽鶴を初めてファッションに活かした。
まさに世界中の人々の平和への願いが詰まってるこの上ない服。

「ファッションで世界中に笑顔と幸せを届ける」
というブランドの願いは、あの時間違いなく会場の人々へ伝わった。





車いすアーティストの佐野有美さん。
難病と闘う歌手の小澤綾子さんなどの障害を持った方々や、タレントのルー大柴さんも登場。




「ファッション性」と「機能性」を兼ね揃えた服は、
車椅子の方が座っても大丈夫なようにバックの寸法に余裕も持たせたり、ひざにポケットが付いたデニムなど。













戦争を始めたのは日本。
その過去があるから、今日本は戦争をしなくてすんでいる。
悲しいけど有り難いことなのかもしれない。


Photo・Text:Katsutoshi Onuma