2015/04/09

【東コレダイアリー】2015-16 A/W Last day -Part1-


東コレ最終日その1、初のランウェイショーを披露した「sulvam
笑いと涙!! 歴史の残る名作となった「writtenafterwards

sulvam(サルバム)

初のランウェイショーを自己紹介という位置づけで行ったという今回のショー。
デザイナー自身がヨウジヤマモトで経験を積んでいたということもあり、テーラリングの基本は抑えつつも自身が得意とする「キメ過ぎない」絶妙なバランスが特徴的。
今の時代にもフィットする「モードとストリートを合わせた、どこか力の抜けた服」を披露した。







writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)
written by(リトゥン バイ)

凄いショーを見させてもらった。
間違いなく今回の東コレのハイライトと言える。
和やかに笑顔で見ていたショーは、終わりを迎えるにつれ涙がこぼれそうになる。
それだけ見ていた人の心に響くショーだった。

「地球」をテーマにした今回のショー。
現代の世界情勢が揺らぐ中、ユーモアを加えてファッションで何かできないかを考え表現したという。

ランウェイをゆっくり転がって来るニードルパンチの手法で表現した大きな地球、その上に乗ったエイリアンやスーパーマンで笑いを誘う。
マイケルジャクソンの「Heal The World」を歌い上げる合唱隊の子供達や主役となった老若男女で着れるカラフルなニット。
それををまとい複数で登場し並んでポージングする様々な人種のモデルの楽しそうな姿で「世界平和」感じさせてくれる。
まさに宣言通りな演出で会場を笑顔と感動でひとつにしてくれた。

囲み取材の時にデザイナーの山懸さんが何気なく、
「今、ファッションは終わったみたいなこと言われてて悔しいじゃないですか…」
みたいなことをおっしゃっていたのが印象的だった。
決して他責にせず、自分がやってやるっていう想い、本気度みたいなのが伝わってきた。
自分が日本人、アジア人としてファッションで何が出来るか。

ファッションはまだ終わってなんかない。
















会場で配られた「Heal The World」の歌詞。
実は会場の皆で歌って欲しかったらしい…。


ショーに登場した地球は、期間中渋谷パルコで行われた「絶・絶命展」で展示してあった。


東コレ後に行われた合同展示会にて。
山懸さんに直接ショーの感想とお礼も言えました!

Photo・TextKatsutoshi Onuma 


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